ウェディングレポート
2025.10.04 SAT
A loving,
grateful moment.

雨音に包まれた、はじまりの一日
お仕度の結びには、新婦様のお母様による紅差しの儀が行われました。
紅差しは、母から娘への最後のお仕度とも言われています。
このひとときは、華やかな挙式や披露宴の前に訪れる、ほんの短い時間。
けれども、新婦様にとって、そしてお母様にとっても、
かけがえのない節目となる大切な場面でした。
「雨は“禊(みそぎ)”であり、これからの人生を清めてくれるもの」
実は、雨の日の神社挙式はとても縁起が良く、
神様に近い一日とも言われています。

披露宴の幕開けを飾ったのは、鏡開き。
「幸せを開き、皆様と分かち合う」という意味を持つこの儀式に、
おふたりは息を合わせて木槌を振るわれました。
厳かな挙式を経て、祝福の気持ちを分かち合う時間へ。
披露宴は、穏やかで心地よい空気の中、ゆっくりと始まりました。
伝統を大切にしながらも、人と人とのつながりを感じられるひととき。
おふたりのこれからの歩みを、皆様とともに祝う時間が、ここから始まります。

そんなあたたかな雰囲気の中で行われた、友人代表スピーチ。 マイクを手にしたご友人は、少し緊張しながらも、 おふたりとの思い出を一つひとつ丁寧に言葉にしてくださいました。 飾らない言葉だからこそ、その想いはまっすぐに伝わります。 言葉を通して改めて感じる、友人との絆。 それは、おふたりがどれほど大切に 人との関係を育んできたかを物語る時間でもありました。

披露宴も和やかに進み、いよいよお色直しのための中座の時間。 それぞれご兄弟様のエスコートにてご中座されたおふたり 家族それぞれの表情や仕草からあふれる想いが会場全体に伝わるひととき。 幼い頃から共に過ごしてきた時間の重みが この瞬間には静かに刻まれているようでした。 涙と笑顔が入り混じるこの瞬間こそ家族の愛情が最も濃く表れる場面でした。

おふたりはウェディングドレスとタキシードにお色直しされ 華やかに再入場。 姿が見えると、会場は明るい拍手と歓声に包まれ おふたりの笑顔が一層輝いて見えました。 そして、この日特別なリングボーイとして登場したのは、おふたりのお子さん。 小さな車に乗って、指輪を運ぶ大役を任されたのですが… 車の中でそのまま眠ってしまいました。 会場中が思わず笑いに包まれる中、 眠ったままの愛らしい姿に新郎新婦も自然と顔をほころばせます。 リングボーイの小さな寝顔は、会場にほっこりした温かさを残しました。

会場の空気がやわらかくほどけたところで行われたのは
ケーキセレモニー。
「これからは食べるものに困らせません」
「これからは美味しいごはんを作ります」
そんな意味が込められたファーストバイトに、
おふたりは少し照れながらも、楽しそうにケーキを口元へ運ばれました。
そして、この日のサプライズはここから。
おふたりが選ばれたのは、大切なご友人へのサプライズバイトでした。
突然名前を呼ばれたご友人は驚きながらも前へ。
主役だけでなく、ゲストも一緒に楽しむ時間となり、
披露宴後半はいっそう明るく、にぎやかな空気に包まれました。

披露宴も結びへと近づき、空気は静かに、 そしてゆっくりと引き締まっていきました。 まず、新婦様からのお手紙。 幼い頃の思い出、見守り続けてくれた日々への感謝、 そしてこれからの決意。 続いて行われたのは、記念品の贈呈。 送り出す側と、新しい人生へ進む側 その想いが静かに重なり合う、かけがえのないひとときでした。
